1.pcDNA3-HASL(5.4kb)に組み込まれたTGF-βRI遺伝子をEchoR1およびXho1で切り出し、Blunting処理を行い、Sma1で開環したコスミドベクターpAxCALNLwに組み込んだ。 2.λパッケージングキットを用いて、プラスミドを取り込んだλファージを作成した。 3.これを大腸菌に感染させ、コロニー形成させ、コスミドクローンの選択を行った。 4.インサートの方向を確認し、Nru1切り出し、アデノ落としプラスミドを作成した。 5.アデノ落としプラスミドを卵巣癌細胞株MCASにリン酸カルシウム法により導入し、蛋白の発現を確認した。 6.現在、コスミドベクターの大量調整のための実験に取りかかっている。 その後、組換えウイルスの作成、確認、ウイルス液の作成、卵巣癌細胞株への感染、そして、ヌードマウス移植卵巣癌による腹膜播種の治療実験へと進む予定である。
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