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2002 年度 実績報告書

先天性肺低形成の胎内治療に関する実験的検討

研究課題

研究課題/領域番号 13671730
研究機関長崎大学

研究代表者

吉村 秀一郎  長崎大学, 医学部附属病院, 講師 (00274663)

キーワード肺低形成 / ビタミン / 先天性横隔膜ヘルニア / 肺成熟 / 肺サーファクタント / nitrofen / ラット / RT-PCR
研究概要

Islanらはラット胎仔における先天性横隔膜ヘルニアの胎内治療における実験的研究で,肺発育はビタミンEにも影響されていると報告した(J Pediatr Surg 34:172-177,1999).したがって,肺発育において,ビタミンEが胎仔の肺発育に関与しているしている可能性がある。
そこで今回,ラット胎児において、薬物により先天性横隔膜ヘルニアを作成し、これらにおいて、ビタミンE投与を投与することにより、胎仔の肺組織発育の肺発育が影響されるか、動物モデルで検討することを目的とした.
方法)妊娠9日目に母体にnitrofenを投与し、先天性横隔膜ヘルニアを作成する。
妊娠16-20日目にビタミンEを投与し、先天性横隔膜ヘルニアにおける肺低形成の程度を調べる(肺/体重比など)。
胎仔肺組織において,ビタミンE剤の有無により,肺発育の違いを組織学的および生化学的に調べる(肺組織発育および肺サーファクタント)。
これらの発現は免疫染色およびRT-PCRで検討する。
結果)先天性横隔膜ヘルニア例では、ビタミンE投与により、肺/体重比、肺組織発育、肺サーファクタントが容易に増加した。これらは免疫染色およびRT-PCRでも確認された。
結論)先天性横隔膜ヘルニアでは、ビタミンEを投与することで、胎仔肺発育が亢進することが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Yoshimura et al.: "Prenatal vitamin E treatment improves lung growth in fetal rats with congenital diaphragmatic hernia"ACTA MEDICA NAGASAKIKENSIA. 47. 117-121 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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