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2001 年度 実績報告書

複合振幅変調音を用いた幼児用他覚的聴力検査システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13671765
研究機関山形大学

研究代表者

鈴木 豊  山形大学, 医学部, 助手 (70250925)

研究分担者 伊藤 智史  山形大学, 医学部, 助手 (80332542)
布施 健生  山形大学, 医学部, 講師 (00167628)
青柳 優  山形大学, 医学部, 教授 (40107181)
キーワード聴性定常反応 / 変調周波数追随反応 / 複合振幅変調音 / 他覚的聴力検査
研究概要

複合振幅変調音(multiple simultaneous stimuli)を用いた正弦波的振幅変調音(SAM音)による聴性定常反応(変調周波数追随反応AMFR)を利用した幼児用他覚的聴力検査装置を開発し、臨床的研究が現在進行中である。
他覚的聴力検査装置の概要についてであるが、Microsoft社の標準的な基本OSであるWindows上で動作するデータ集録解析/閾値判定プログラムを開発、汎用パソコン、市販のサウンドカード、A-Dボード、音圧校正用装置を組み合わせた試作機を作成した。
また、その精度・検査効率についても聴力正常者(覚醒時成人)を対象として検討中である。最初の段階として、複合振幅変調音による反応閾値を検討する際に、搬送周波数(CF)と変調周波数(MF)の組み合わせによっては、単独のSAM音による反応閾値と解離してくる可能性が考えられたため、2つのSAM音の組み合わせによる複合振幅変調音を用い解析時間に影響を与えないレベルで反応閾値を検討可能なCFとMFの組み合わせの基礎的条件を決定した。
次の段階では、複合振幅変調音、即ち、CF(500〜4000Hz)とMF(35〜55Hz)4つを組み合わせた複合音を作成し、複合振幅変調音を用いたAMFR検査を行い、その反応閾値について検討し、結果の一部は2001年のIERASG、日本聴覚医学会で報告した。
現在は睡眠中の乳幼児を対象に複合振幅変調音を用いたAMFR検査を行い、単独のSAM音による反応閾値と比較検討を行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鈴木 豊, 大竹祐輔, 青柳 優: "汎用パソコンを利用した聴性誘発反応システム"耳鼻咽喉科展望. 44:捕冊2. 60-68 (2001)

  • [文献書誌] 鈴木 豊, 大竹祐輔, 布施健生, 伊藤智史, 伊藤 吏, 横田雅司, 青柳 優: "複合振幅変調音刺激によるAMFRの高調波歪み解析の試み"Audiology Japan. 44. 385-386 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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