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2002 年度 実績報告書

VKH disease(原田病)の分子免疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13671818
研究機関秋田大学

研究代表者

山木 邦比古  秋田大学, 医学部, 助教授 (20125751)

研究分担者 昆野 清輝  秋田大学, 医学部, 助手 (00312710)
櫻木 章三  秋田大学, 医学部, 教授 (80006767)
キーワードT cell clone / Tyrosinese family protein / VKH disease / Animal model
研究概要

私達はtyrosinase family proteinに特異的なラットT cell clone(TCC)をlymph nodeから樹立することはできたが、病巣局所である眼球内からは樹立できなかった。ラット眼球はヒトのそれと比較して極端に小さく、この検体からT cellを採取し、樹立することは極めてこんなんであると判断された。しかしヒト原田病の病局所である前房水、脳脊髄液からは検体を採取し、クローン化することができた。原田病患者さんから採取した前房水あるいは脳脊髄液をHSVc488でtransformし、合計7名からTCCを得ることができた。これまでに樹立したTCCについては特異性等をtyrosinase family proteinを抗原としたlymphocyte proliferation assay等にて検討した。Tyrosinase family proteinに特異的なクローンについてはその表面マーカーを同定するとともにサイトカインの産生能についても測定した。これに加え、TCRを分析し、病局所に浸潤し、病変を惹起すると考えられるT cellの構成について検討中である。この検討はT cellを末梢血から採取したものと前房水から採取したものを比較することによって行う。具体的にはTCRの可変領域をRT-PCRにて増幅、SSCPにて解析する。この方法により、ラットなどのモデル動物から採取した極少量のT cellからも解析が可能となるかもしれない。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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