研究課題/領域番号 |
13671843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 大分大学(医学部) |
研究代表者 |
藤倉 義久 大分大学, 医学部, 教授 (10165368)
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研究分担者 |
福本 哲夫 山口大学, 医学部, 教授 (00040171)
北村 裕和 大分大学, 医学部, 助手 (70115559)
伊奈 啓輔 大分大学, 医学部, 助教授 (20203193)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | ラット / ギャップ結合 / コネクシン32 / HAM8抗体 / 細胞間コミュニケーション / 水晶体 / 免疫蛍光染色 |
研究概要 |
本研究は今年度をもって一応終了するが、まだ未解析の領域も多く平成13年度、14年度の研究を継続し、更に発展させる予定である。概略は以下の通りである。 1)糖尿病モデル動物の作製 雄性SD系ラット(6〜8週齢)に催糖尿病薬であるSTZを6mg/0.1ml/100g体重の割合いで静注した。同動物は2日後には血糖値が上昇し、2〜3カ月で水晶体の白濁を認め、白内障を誘発した。伊奈・北村がコンスタントに作成できるようになった。 2)マレイン酸イルソグラジンの投与 マレイン酸イルソグラジンを6.7μg/0.3ml/100g体重になるよう溶解し、毎日1回経口投与した。実験群として以下の4群を用意した。 (1)STZ注射、1週間前より連日イルソグラジン投与群 (2)STZ注射日より連日イルソグラジン投与群 (3)STZ注射日より連日水投与群 (4)生理食塩水注射、連日水投与群 3)解析 正常ラットと糖尿病ラットからの眼球組織(水晶体、網膜)を摘出後、固定・凍結切片を作製し、抗コネクシン(Cx)32,抗Cx43,抗Cx50抗体で前述組織内でギャップ結合の免疫組織化学染色を試みた。眼球組織は軟部組織と硬組織が混在し、切片作製に困難を極めた。 4)その他 ギャップ結合再生に影響を及ぼすと思われる他組織(末梢神経、肝臓、腎臓など)についての解析も平行に行っており、特に腎臓に関しては伊奈が精力的に解析し、Med. Electron Microsc.、J. Electron Microsc.、Progress in Diabetes Research (Nova Science)等に投稿、掲載された。
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