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2001 年度 実績報告書

網膜剥離に対する新しい治療の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13671856
研究機関愛知医科大学

研究代表者

雑喉 正泰  愛知医科大学, 医学部, 講師 (80298596)

研究分担者 木全 弘治  愛知医科大学, 分子医科学研究所, 教授 (10022641)
岩城 正佳  愛知医科大学, 医学部, 教授 (10093163)
キーワード視細胞外マトリックス / SPACR / 網膜分化 / ヒアルロン酸 / 網膜剥離 / シアル酸 / 糖蛋白
研究概要

我々は本研究費助成の下、視細胞外マトリックスに特異的に存在するSPACR分子につき、その分子特性ならびに機能解析を行ってきた。ニワトリSPACRについて、そのcDNAおよびアミノ酸配列について新たに決定した(GenBank accession number AB070714、論文公開時公開として申請済み)。また、その生化学的特性についても、詳細に調べ終えた。この成果として、ニワトリ網膜より、比較的多くのネイティブのSPACR分子が精製可能となった。精製されたSPACR分子は、本分子の機能解析に大いに役立つ事が期待される。本分子に対する抗体も新たに2種類作成し、ウエスタンブロットや、組織染色に利用できる事が確認された。これら、ニウトリSPACR分子の一連の生化学的分子解析結果については、現在、Journal of Biological Chemistryに投稿しており、現在査読中である。本分子の機能解析に関する研究は、現在、奈良先端技術大学の小椋、小柴-竹内先生らと共同研究にて、ニワトリ胚にてSPACR分子が特異的にノックダウンされた個体を作成中である。追加の試験が必要であるが、パイロット的に得られたデータでは、本分子は単に網膜接着にのみ関係する分子ではなく、マトリックス分子としては興味深い出来事であるが、網膜分化そのものに関係しうる事を示唆する結果を示した。今後の詳細なる解析が望まれる。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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