研究課題/領域番号 |
13671907
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
賀来 亨 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (60133253)
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研究分担者 |
荒川 俊哉 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (40306254)
中島 啓介 北海道医療大学, 歯学部, 助教授 (80227785)
安彦 善裕 北海道医療大学, 歯学部, 助教授 (90260819)
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キーワード | 抗細菌性タンパク / ディフェンシン / 遺伝子導入 / マクロファージ |
研究概要 |
βディフェンシンは抗細菌性タンパクの一つである。われわれは、これまでin vitroでマクロファージ細胞株J774.1がAcitnobacillus actinomycetemcomitance(Aa)に感染しアポトーシスになることを実証してきた。本研究では、このJ774.にβディフェンシンを強発現させることによる感染抑制効果について検討を行なっている。ヒトβディフェンシン1および2の全長のcDNAをHigh federityの耐熱性DNA polymeraseを用いたPCR法により増幅し、Hygromycin耐性プラスミドpcDNA1.1につなぎ込み、βデイフェンシン蛋白発現ベクターを作製した。つなぎ込んだそれぞれの遺伝子のcDNA配列をシークエンスにより確認し、全配列がData baseと一致しているものを選択した。この発現Vectorをin vitroでCOS7細胞にlipofection法にて導入して、western blot法にて蛋白の発現を確認した。この蛋白の発現されたVactorを同じくlipofection法にてJ774.1へ遺伝子導入し、Hygromycinによりセレクションを行った。ここで得られた細胞からRNAを抽出して、RT-PCR法によってヒトβディフェンシン1および2mRNAの発現について検索したところ、これらの発現が確認された。次年度をこの細胞を用いて、Aaの感染抑制効果について検討する。
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