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2001 年度 実績報告書

超音波装置を用いた口腔咽頭期嚥下障害患者の簡易スクリーニング法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 13671966
研究機関広島大学

研究代表者

内藤 久美子  広島大学, 歯学部, 助手 (10155632)

研究分担者 田口 明  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (70243582)
大塚 昌彦  広島大学, 歯学部, 助手 (20233182)
山田 信一  広島大学, 歯学部, 助手 (10263724)
谷本 啓二  広島大学, 歯学部, 教授 (10116626)
末井 良和  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10206378)
キーワード携帯型超音波装置 / 嚥下
研究概要

本年度は新規購入した携帯型超音波診断装置を用いて、舌体部から舌根部にかけての形態、ならびに嚥下時におけるそれらの動態について確認した。当初の計画では、嚥下圧と舌運動の関連について調査する予定であったので嚥下圧センサーを装着した状態で超音波装置によりセンサー並びに口腔咽頭領域の観察を行った。しかし画面上での嚥下圧センサーの位置が不明瞭であり、同定することは困難であることが判明した。また舌圧センサーを舌体中央部に装着した状態で同様に観察を行ったが、これも不明瞭であった。したがって対象とする舌の位置を同定するためには金属体などのマーカーが必要であると考え、現在検討している。そしてそのマーカーを舌体部に装着させ、嚥下時における舌運動について当研究機関所有のVF(Video Fluorography)装置と同期させることにより距離と時間の面から計測する予定である。なお、嚥下時の口腔咽頭領域の画像をより明瞭化するために被験食材は水よりも炭酸水を用いたほうが良好ではないかと考えられた。これは炭酸水中に含まれる微小な泡(気体)と組織の音響特性が大きく異なるため後方散乱が大きくなることに起因する。また内舌筋、外舌筋などの舌の筋肉だけでなく、咽頭嚥下に不可欠とされる顎舌骨筋を中心とした舌骨上筋群の観察は可能であると考えられたため、嚥下時におけるこの動態についても同時に観察し、萎縮の評価にも利用できる可能性があるため現在その評価法についても検討している。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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