研究課題/領域番号 |
13671967
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高橋 章 徳島大学, 歯学部附属病院, 講師 (30252688)
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研究分担者 |
菅原 千恵 徳島大学, 歯学部, 助手 (90263863)
前田 直樹 徳島大学, 歯学部, 助手 (10219272)
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キーワード | 教育 / ティーチングファイル / HTML / 画像診断 |
研究概要 |
口腔領域画像診断の卒前・卒後教育の充実を目標として、試験運用を行っている画像診断ティーチングファイルの価値を高めることを目的として、以下のような検討及び改良を行った。平成14年度の研究計画に基づく実績は以下の通りである。 院画像サーバとHTMLサーバの間に作業用PCを設置し、保守とセキュリティ向上を図った。病院画像サーバ内のDICOM画像ファイルを、ネットワーク経由でDICOM Query/Retrieveによるオンライン取り込みを実現した。取り込みに際しては、患者ID,患者氏名、検査年月日、検査種による検索が可能であり、データから患者個人情報を消去してTIFFあるいはJPEG形式でのエクスポートを行い、HTMLサーバに転送することで、患者情報のセキュリティ向上を果たした。 前年度に引き続き、液晶モニタ製品の画質評価を行った。ティーチングファイルで多用されている8ビットモノクロ画像の一部では十分な階調表現が得られなかった。各種液晶モニタを接続し試用した結果、民生用製品では、アップル社およびサムスン社製液晶モニタが十分な品質で画像表示が可能であった。 診断用動画像として超音波画像を用い、各種接続による画質の評価を行った結果、S端子からデジタルビデオカメラを経由し、PCにMPEG-2形式で保管することにより画質劣化が軽微で、診断に十分な品質の動画像を取り込むことができた。DVD videoとしてオフライン閲覧を行う上では上記形式が最も適すると考えられるが、オンライン閲覧にはサイズが莫大となるために、MPEG1形式、あるいはSorenson圧縮の応用を検討している。 より多くの症例をストレスなく閲覧するためには、高度な圧縮に耐える元画像の質が必要であり、このためにはアナログ画像のスキャン品質からの画質見直しが必要と考えられた。
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