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2001 年度 実績報告書

歯周病関連細菌の病原性診断のためのカスタムメイドDNAチップの作製

研究課題

研究課題/領域番号 13671981
研究機関日本大学

研究代表者

平塚 浩一  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80246917)

キーワードマイクロアレイ / Porphyromonas gingivalis / ヘミン / 遺伝子発現 / 解析 / チップ / クローニング / 蛍光標識
研究概要

本年度はP. gingivalis DNAチップを作成し実験条件の検討を行った。P. gingivalis病原性関連遺伝子をGenebankデーターベースより引用し(約100遺伝子)、各遺伝子に対する特異的領域を増幅し、得られたPCR産物のサイズを確認後、pCRScriptにクローニングした。また各挿入断片のDNAシークエンス確認を行った。スポッターにアレイ用スライドと各PCR産物を分注済みの96皿プレートを設置後、マニュアルに従ってマイクロアレイを作製した。P. gingivalisをhemin制限下で培養した後、全RNAを分離したのち(コントロール群およびhemin制限下郡)蛍光標識のcDNAを作成、混合し、マイクロアレイ上で、一昼夜ハイブリダイズさせた。洗浄後、蛍光スキャナーにて各スポットを測定したのち、解析ソフトを用いて発現の変化を検討した。Early-log, Mid-log, Late-logおよびStationary phaseの各phaseにおける遺伝子発現の変化を調べた結果、コントロール郡に比べてhemin制限下郡で発現量が高く出たのは次の通りであった:Early-log、HGP15, Rgp1など3種;Mid-log, DPSの1種;Late-log, DPS, groELなど6種;Stationary, HGP15, kgpなど3種。またhemin制限下郡に比べてコントロール郡で発現が高いのは次の通りであった:Early-log、ferritin, SODなど2種;Mid-log, ef-g, HumRの4種;Late-log, FtsA, HumRなど4種;Stationary, DPS, groELなど3種。またこれらの結果をRT-PCRにより確認することができた。以上の結果から本菌に対するアレイ作製および実験条件の検討結果が適当であるといえる。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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