| 研究課題/領域番号 |
13672004
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| 研究機関 | 長崎大学 |
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研究代表者 |
久保 至誠 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教授 (80145268)
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| 研究分担者 |
川崎 浩二 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教授 (60161303)
横田 広彰 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (90301366)
川口 政廣 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (40084248)
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| キーワード | くさび状欠損 / 進行速度 / 発症因子 / コホート調査 / 歯頸部コンポジットレジン修復 / 長期臨床成績 / 辺縁漏洩 / 科学的根拠(EBM) |
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| 研究概要 |
1.くさび状欠損の進行速度に関しては、研究協力の同意が得られたくさび状欠損を有する患者を対象として、ブラッシング法の調査、アンケート調査、咬合状態の診査および印象採得を年1回の割合で4年間実施してきた。今後も調査を継続していく計画であるが、先ず3年間の計測・調査結果をまとめ、欧文雑誌に投稿する予定である。
2.くさび状欠損の発症に関しては、研究協力の同意が得られた歯学部学生を対象として、ブラッシング法の調査、アンケート調査、咬合状態の診査および印象採得を3回実施した。現在、得られたデータを解析している。
3.くさび状欠損部コンポジットレジン修復の臨床成績調査(5年間のコホート調査)をまとめ、2004年3月にハワイで開催される国際歯科研究学会で発表する。最近の接着システムは著しく改良され、少数の症例において軽度の辺縁着色や辺縁の不適合が認められるが、脱落や二次う蝕は見られず、従来の接着システムに比較すると良好な臨床成績を示すことが明らかになった。
4.フロアブルレジンを用いたライニングによって接着耐久性は向上するが、フロアブルレジンのみで修復すると耐久性は劣化することをAmerican Journal of Dentistryに発表した。また、照射法(従来法、2段階照射法、漸増法、高出力照射法)の辺縁封鎖性に及ぼす影響を調べ、実験に用いた窩洞と接着システムでは、照射法によって差は生じないという結果をJournal of Dentistryに発表した(印刷中)。さらに、実際の臨床で注意しなければならない被着面の唾液汚染の影響について、検討結果を日本歯科保存学会雑誌で報告した。研究期間中に得られた成果と知見を基に、根面う蝕の治療方針やMI(Minimal Intervention Dentistry)の実践に関する論文を著した。
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