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2001 年度 実績報告書

Er:YAGレーザーの鋳造修復窩洞形成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 13672006
研究機関北海道医療大学

研究代表者

川上 智史  北海道医療大学, 歯学部, 助教授 (00169682)

研究分担者 永井 康彦  北海道医療大学, 歯学部, 助手
荊木 裕司  北海道医療大学, 歯学部, 助教授 (30139604)
キーワードEr : YAGレーザー / インレー窩洞形成 / レーザー切削 / チゼル型チップ
研究概要

今年度は、インレー窩洞形成に用いる新たなチゼル型チップの試作(B-200と略す)に成功した。今回のチゼル型チップの試作にあたっては、従来のチゼル型チップの特性である高拡散性を確保しつつ、エナメル質における低切削能率(0.6mm従来型チップと比較して)、切削時の注水、従来型のチゼル型チップの材質が石英単体であったため、切削時にチップの破損が多い点についての改善を目的とした。その結果、直径200μmの石英ファイバー7本を一列に配し、各ファイバーをエポキシ樹脂接着剤で固定し、可及的に直線になるように並べ、薄肉の金属パイプを圧接成形したB-200チップの開発に成功した。このチップは、チゼル型チップの特徴である照射エネルギーの高拡散性を確保しつつ、レーザー照射時に注水可能な構造であることが判明した。また、ファイバーを一列に配したことにより、横方向出射パターンを大きく変えることが可能になり、切削能率を向上させることができる。さらに、窩洞の平坦化も容易に行うことができ、広範囲な切削が可能であり、シャープな切削面が得られ、切削効率も0.6mm従来型に近い値を示すことがわかった。これらのことから、メタルインレー窩洞形成に有効なチップと考えられ、従来のEr : YAGレーザーの応用範囲を広げる可能性を持ったものである。来年度は、さらなる改良を重ね、エアータービンに匹敵する切削器具になることをめざしたいと考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 川上 智史: "Er : YAGレーザーの臨床応用 12.試作チゼルチップの改良"日本歯科保存学雑誌. 44巻 秋季特別号. 112 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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