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2001 年度 実績報告書

歯周ポケット形成メカニズムの解明および阻害剤の検索

研究課題

研究課題/領域番号 13672156
研究機関徳島大学

研究代表者

横山 正明  徳島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10314882)

研究分担者 玉谷 香奈子  徳島大学, 歯学部, 助手 (40243711)
日野出 大輔  徳島大学, 歯学部, 助教授 (70189801)
中村 亮  徳島大学, 歯学部, 教授 (30034169)
横山 希実  徳島大学, 歯学部, 助手 (40325270)
キーワード歯周病原細菌 / 歯周ポケット / 歯肉上皮細胞 / 歯肉繊維芽細胞 / MMP / TNFα / TGFβ
研究概要

本年度は、歯周組織に炎症のない歯肉片から得られたヒト歯肉上皮細胞(HGE)およびヒト歯肉線維芽細胞(HGF)を用いて、MMP-1、-2、-9の産生について調べた。まず、6ウエルプレートにコンフルエントモノレイヤーを形成した各歯肉細胞よりmRNAを分離抽出し、各MMPに対する既知のプライマーを用いて通法に従いRT-PCRを行った。その結果、HGEでは調べたすべてのMMPのmRNA発現が確認できたものの、HGFではMMP-1、-2のmRNAは常に発現が確認できたが、MMP-9では検出されないケースがあッた。各細胞をTNFαおよびTGFβで刺激してmRNA発現を調べた結果、HGEでは10ng/mlのTGFβにより、HGFでは100ng/mlのTNFαによりすべてのmRNA発現が上昇する傾向がみられた。
各細胞の培養上清をサンプルとしてザイモグラフィーを行い、MMP-2およびMMP-9の活性が検出できるかどうか調べた結果、HGEではMMP-9に相当するバンドが必ず認められ、MMP-2に相当するバンドも弱いながら確認できた。HGFではMMP-2に相当するバンドが必ず認められ、MMP-9に相当するバンドはTNFαで刺激した時のみ認められた。なお、ザイモグラムで検出されたバンドが各MMPに相当することは、ケミルミネッセンスを利用したウエスタンブロット法で確認している。
歯周病原細菌の菌体成分(カンピロバクター・レクタスの菌体表層成分、ポルフィロモナス・ジンジバリスの外膜小胞など)について調べたが、各細胞のMMP産生を誘導するような所見は現在のところ得られていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 横山 希実: "ヒト歯肉細胞由来マトリックスメタロプロテアーゼに対する阻害剤の影響"口腔衛生学会雑誌. 51巻4号. 554-555 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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