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2002 年度 実績報告書

下顎骨延長法が顎関節に及ぼす影響についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 13672168
研究機関昭和大学

研究代表者

槇 宏太郎  昭和大学, 歯学部, 講師 (80219295)

研究分担者 中納 治久  昭和大学, 歯学部, 助手 (80297035)
キーワード骨延長法 / 顎関節 / 下顎頭反力 / 三次元モデル / 有限要素法 / 化骨
研究概要

1)下顎正中部で離断し側方へ延長を行った症例と両側骨体部で離断し前後方向へ延長を行った症例について、顎関節部の形態的変化と位置的変化および延長部の化骨過程を密度変化として解析した。その結果、正中部での延長では両側下顎頭は外側に回転し、骨体部の延長では、後方へ時計回りに回転しているのが認められた。また、延長部の密度変化は、術前の値に復帰するまでに2-3ヶ月を要することが判明した。2)過去に下顎骨延長術(両側骨体部)を施行された2症例において、下顎頭の形態的変化を経年的に追跡した。術前および術後1年経過時ののセファログラムおよびCT画像を比較した結果、延長部の後戻り様変化と下顎頭部の平坦化などが認められた。とくに、術前より関節症状を有していた症例では、その変化は著明であった。3)三次元有限要素モデルを作製し、骨体部で延長した場合の顎関節部における力学的反力の変化をシミュレートするプログラムを開発した。主に、咬合状態の変化と筋牽引方向の変化によって力学的な反力が変化していることが判明したが、仮骨中の骨組織の力学特性などが未知のため、今後、物理実験等が必要と思われた。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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