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2001 年度 実績報告書

医薬品活性体のスクリーニングを目的としたレセプター固定化担体の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 13672267
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

松永 久美  武庫川女子大学, 薬学部, 助手 (70271418)

研究分担者 萩中 淳  武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (20164759)
キーワード医薬品活性体 / アミノ酸配列 / 糖タンパク質の遺伝子組み換え
研究概要

ニワトリ輸卵管より調製した卵白中の糖タンパク質であるオボグリコプロテイン(OGCHI)遺伝子のクローニングをおこない、OGCHIタンパク質のアミノ酸配列を明らかにするとともに、大腸菌・組み換えOGCHIを調製した。
1.ニワトリ卵白より調製したエタノール粉末を酢酸緩衝液(pH4.6)に溶解後、SP-Sepharose FFカラムに2回繰り返し負荷することにより、OGCHIを分離・精製した。このうち、一部をプロテインシーケンサーにかけ、N-末端以下15残基のアミノ酸を決定した。
2.OGCHIタンパク質は、リシルエンドペプチダーゼ、トリプシンおよび臭化シアンを用いて、それぞれ特異的にペプチド結合を切断し、得られたペプチド断片の部分アミノ酸配列をもとに、BLASTホモロジー検索から4つの相同性のあるESTを得た。それらの配列から適切なプライマーを製作し、ニワトリ輸卵管のcDNAからPCRにより、OGCHI遺伝子を得た。PCRで増幅した620bpのDNA配列中に、203残基のアミノ酸からなるORFが存在した。相同解析およびOGCHIタンパク質のペプチド断片のN-末端アミノ酸分析結果から、卵白中のOGCHIは183残基のアミノ酸からなり、2個のS-S結合をもつことが明らかとなった。また、ヒトのα_1-酸性糖タンパク質(AGP)は181残基のアミノ酸と2個のS-S結合を有していることから、OGCHIは構造的にAGPと類似していると考えられた。
3.21残基のN末ペプチドを除いたOGCHIタンパク質を発現するように、pET32ベクターにOGCHI遺伝子を挿入し、大腸菌・組換えOGCHIタンパク質を得、His-tagアフィニティーカラムで分離・精製した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsunaga Hisami: "HPLC Chiral Stationary Phases Produced with Isolated Human Serum Albumin Fragments"Analytical Sciences. 18. 27-30 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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