研究課題/領域番号 |
13672366
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
梶井 英治 自治医科大学, 医学部, 教授 (40204391)
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研究分担者 |
濱崎 圭三 自治医科大学, 医学部, 助手 (90306142)
石川 鎮清 自治医科大学, 医学部, 助手 (70306140)
三瀬 順一 自治医科大学, 医学部, 講師 (30291636)
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キーワード | プライマリ・ケア / 医学教育 / カリキュラム / 医学生 |
研究概要 |
プライマリ・ケア(PC)に関する大学医学部カリキュラムの現状 全国の大学医学部・医科大学における卒前医学教育について1)PCカリキュラムの導入状況、2)PCカリキュラムの現状に対する認識を明らかにすることを目的として、平成13年10月〜12月に大学医学部、医科大学計80校を対象に郵送による自記式調査を行い、69校(86%)から回答を得た。以下にその概要を示す。 「PC教育カリキュラム」の現状について (1)「PC医の役割について系統的に教える講義」は28校(41%)が「ある」と回答し、そのうち15校(54%)で「一般病院・診療所の医師が担当する講義」があった。 (2)「診療所もしくは一般病院における外来診療を含めた地域包括医療実習」は45校(65%)が「ある」と回答し、そのうち36%を臨床各科、24%を総合診療部(科)、11%を公衆衛生学で担当していた。34校(77%)が「大学外での学生教育を担当する医師に大学の教員の身分を任命する制度」を有していた。また、診療所における実習を必修にしている大学は6校(9%)であった。 (3)保健福祉現場での実習は55校(80%)が「ある」と回答し、そのうち60%を公衆衛生学が担当していた。 (4)上記のいずれのカリキュラムも1991年以降に導入された大学が約7割を占めていた。 (5)PC現場に継続的に関わる実習は4校(6%)のみで行われていた。 (6)PC教育の向上を目的とした教員に対するトレーニングは46校(67%)で行われていた。 現在のPC教育カリキュラムに関する医学部長・医科大学学長の認識について (1)将来専門医を目指す学生にとって6校(9%)が「十分」、42校(64%)が「不十分」と考えていた。 (2)将来PC医を目指す学生にとって3校(5%)が「十分」、49校(75%)が「不十分」と考えていた。
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