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2001 年度 実績報告書

特定機能病院における医療連携の適切性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13672368
研究機関日本大学

研究代表者

久保 喜子  日本大学, 医学部, 助手 (60060109)

研究分担者 寺崎 仁  日本大学, 医学部, 講師 (90227512)
梅里 良正  日本大学, 医学部, 助教授 (60213485)
大道 久  日本大学, 医学部, 教授 (60158805)
前田 幸宏  日本大学, 医学部, 助手 (10287641)
キーワード特定機能病院 / 医療連携 / 紹介外来制 / 逆紹介 / 患者満足度
研究概要

【研究の概要】
本研究は、1特定機能病院に紹介されてきた外来患者のCase Mixを調査し、特定機能病院への紹介が適切であったかを検証すると共に、紹介患者の診療に関する満足度を測定しようとするものである。
先ず、患者の紹介元が病院や診療所等、施設により診療科や医療行為等に差異があるか調査した。調査は1週間で、この間に紹介状を持参した新来患者110名を対象とした。紹介元は病院からが約30%、診療所からが70%であった。紹介先診療科は病院、診療所ともに外科系が多く、病院からは80%、診療所からは60%を占めていた。
紹介の目的は病院、診療所ともに検査のためが多かったが、紹介元での検査結果を持参した患者は病院からが50%、診療所からは35%であった。紹介先は自分で選択するより紹介元の医師の勧めが多く、いずれも80%を超えていた。紹介元の医師がかかりつけ医かどうかでは、病院からが50%、診療所からは60%であった。
検査実施項目での差異は採血、採尿の割合は診療所からの方に高く、X線、心電図は病院からが高かった。心電図以外の機能検査も病院からの患者に多く見られたが、CT、エコーは診療所からの患者に高い割合であった。処方箋の発行に関しては、ともに70%台であった。即日入院の患者は病院からが6%、診療所からが4%であった。入院予約をした患者は病院からが9%、診療所からは3%であった。
次年度では、症例数を増やすと同時に、紹介患者の通院回数や転帰等、追跡調査を実施するとともに、患者の診療に関する満足度を測定する予定である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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