日本全国13県の大学、短期大学、専門学校の学生3034名の調査結果から、幼少期のアタッチメントスタイルは、現在のアタッチメントである内的作業モデル(Internal Working Model : IWM)とは異なるタイプを示すものが各アタッチメントスタイルの中に確認された。そこで、15年度は、このようなタイプの移行に関連する要因を明らかにすることを試みた。 また、本研究においては、愛着理論の提唱者であるBowlbyによって報告されている3つのアタッチメントスタイルとは異なる、新たな3つのアタッチメントスタイルを抽出した。そこで、現在は、それぞれのアタッチメントスタイルの検証を実施中である。 なお、この成果は16年度の思春期学会(8月開催)において報告予定である。 3年間の詳細な研究報告については、今年度の成果報告書において報告を行う予定である。
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