研究課題/領域番号 |
13672455
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
泊 祐子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60197910)
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研究分担者 |
田中 小百合 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80324573)
田中 清美 広島県立保健福祉大学, 看護学科, 講師 (20280183)
古株 ひろみ 滋賀県立大学看護短期大学部, 看護学科, 助教授 (80259390)
松坂 由香里 滋賀医科大学, 医学部, 助手
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キーワード | 双子の障害児をもつ母親 / 社会化 / 役割取得 / グラウンディドセオリー / 家族 |
研究概要 |
1.研究目的 障害のある子どもをもつ母親が養育経験を通して、父親や拡大家族、周囲の人々と相互作用しながら、母親がどのように役割所得を行い、社会化するのか、そのプロセスを明らかにする。 2.研究方法:グラウンデッド・セオリー・アプローチ法 3.研究参加者:双子の一方に、障害児をもつ配偶者のいる母親である。障害の条件は脳性麻痺や点頭てんかんなどによる肢体不自由があり、訓練を必要とすることとした。 子どもが思春期に入る時期が発達の節目のひとつであるので、双子の年齢は初回面接時に2歳1〜小学校高学年までとした。 4.結果 1)研究参加者の概要 研究参加者は肢体不自由を有する脳性麻痺を双子の一方にもつ母親14名であった。 In-depth interviewを行い、研究参加者の許可を得て録音した。母親の年齢は、29歳から45歳で、平均37.4歳であった。双子の年齢は2歳8か月から12歳で平均5.9歳であった。 2)母親の社会化プロセス 母親の社会化プロセスでは、概念間の関係をまとめ17カテゴリを得た。次にカテゴリ間の関係性を見て4つに分類できた。第1の分類は、<双子としての育児の始まり>は2カテゴリ、第2の分類は、<障害をもつ子の母親役割>の認識の時期の5カテゴリと取得の時期の4カテゴリで構成された。第3の分類は、<双子という既成概念>に葛藤する時期とその固定観念から解放される時期に別れ、各々2カテゴリで構成された。第4の分類は、<人の役に立つ自分になる>であり、2カテゴリが含まれた。 現在、母親が相互作用によりどのように社会化するのかそのプロセスについての分析を終えた。今後家族のエンパワメントにつていの調査と分析を続ける。
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