研究課題/領域番号 |
13672460
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
沖 壽子 鹿児島大学, 医学部, 教授 (50274585)
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研究分担者 |
水主 いづみ 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (60274601)
朝倉 貴子 鹿児島大学, 医学部, 助手 (20274863)
波多野 浩道 鹿児島大学, 医学部, 教授 (50164851)
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キーワード | 地域ケア・システム / 看護職 / 介護職 / 保健婦 / 訪問看護婦 / ホームヘルパー / 葛藤 / 克服 |
研究概要 |
<保健婦、訪問看護婦に対する調査> 保健婦:S県の保健婦、訪問看護婦:S県の訪問看護婦(訪問看護ステーション)を対象に(1)身分と所属,(2)勤務形態と実働内容、(3)役割意識、(4)他職種との連携の内容と実態、(5)現状の問題意識、(6)将来への構想などを調査したところ、以下のことがわかった。 <役割意識> 保健婦は機関連携と共にケース中心のネットワークづくりを自らの役割と意識しているのに対して、訪問看護婦は保健婦の役割を機関連携にとどまるとしていた。「ケアコーディネート」については両者とも保健婦の役割として意識していた。保健婦自身、「家庭訪問」に関しては、『ケースを取り巻くすべてへの働き』『個別的なケースへの援助』も自らの役割の一部と考えている。しかし、訪問看護婦は『地域住民の疾病予防と健康管理』『保健衛生の指導』と考えている。また、保健婦は『ケースを中心とした協働』の必要があると考えているのに対して『在宅のケースへの訪問指導』と考え、『ケースを中心とした協働』という意識は薄い。訪問看護婦は保健婦に対して、「地域全体の看護の中心的役割」「医療機関との中心的役割」と考えている。 <他職種との連携> 保健婦は継続訪問したケースに他職種が関わったケースは87.5%、訪問看護婦は83.7%であった。訪問看護婦が保健婦と連携する場合は、保健婦にも関わってほしいケースの情報提供、ケースカンファレンス、保健婦によるコーディネート(特に主治医との関係で困ったときp<0.05)などである。ホームヘルパーとの連携は家族との関係で困ったときに連携していた(p<0.01)。
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