研究概要 |
今年度は,在宅における重症心身障害児の「食事」および「経管栄養」の実態と在宅介護の状況,問題等について,質問紙を用いて調査した.調査用紙は経管栄養の児用と非経管栄養の児用の2種類を独自に作成した.調査方法は北海道,東京都,神奈川県,山口県,鹿児島県,沖縄県の重症心身障害児施設,肢体不自由児施設等の外来に通院している,在宅の障害児をもつ父母を対象に,医師を通じて調査用紙を配付した.配布は105部(経管栄養用55部,非経管栄養用50部),平成13年3月4日現在の回収部数は46部(経管栄養用29部,非経管栄養用17部),回収率は43.8%である.予想以上に調査用紙の回収に時間を要したため,調査期間の計画を変更し,平成13年4月から12月までを平成14年3月までに延長した.回収資料の分析は今後実施予定である.なお,当初の計画では沖縄県のみの調査予定であったが,研究代表者の転勤に伴い,調査場所,方法等を一部変更して実施した.
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