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2001 年度 実績報告書

看護分野における国際協力活動の基準作成に関する研究-効果的な協力活動のための業務評価枠組みの開発-

研究課題

研究課題/領域番号 13672493
研究機関神奈川県立衛生短期大学

研究代表者

田中 博子  神奈川県立衛生短期大学, 助手 (50279791)

研究分担者 柳澤 理子  三重県立看護大学, 講師 (30310618)
森 淑江  群馬大学, 医学部, 教授 (90150846)
キーワード看護 / 国際協力 / 活動評価 / 評価枠組み
研究概要

平成13年度は第1段階として1.活動評価枠組み案の作成、2.帰国隊員を対象とした第1回プレテストの実施、を行った。活動評価枠組み案の作成にあたり、まず青年毎外協力隊看護職隊員の活動報告書(バングラディッシュの1病院に派遣された隊員22名分)の分析を行った。分析の視点は(1)隊員が観察した現場の状況(2)着眼した業務(3)実施した業務(4)活動評価とした。結果:隊員は活動評価を、相手国の看護師の行動変容がどのように変化したかを主観的にとらえて評価しており、客観的評価の根拠となるデータなどの提示は少なかった。また、全体的に経過と評価が混在しているものが多く、「評価」に焦点を絞って記載している者は少なかった。また、評価の内容も自分の活動の他に、現場の施設や隊員派遣のシステム等外部条件についても記述があり、隊員個人の活動を中心とした評価にしていく必要があると考えられた。活動における具体的は目標の提示がされないままで、実施内容が記載されているものも多くみられた。以上より評価をきちんと行うためには、具体的な目標を立てることが必要と考えられた。目標は現状のアセスメントから導きだされるものであることから、我々は、まずは新任の隊員が着任後に活動の具体的目標並びに方向性を見出すために有用となるアセスメント枠組み案を作成した。現在、帰国隊員にプレテストを実施中であり、結果を踏まえ改善を図っていく。平成14年度にはアジアの1国を対象として活動中の隊員に使用を試み、アセスメント枠組みの完成を目指す。さらに目標にそった評価となるような評価枠組み案についても作成していく計画である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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