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2002 年度 実績報告書

Death Educationのための指針及び具体的方略の開発と実践・評価―小中学生を対象とした―

研究課題

研究課題/領域番号 13672495
研究機関旭川医科大学

研究代表者

岡田 洋子  旭川医科大学, 医学部, 教授 (90281906)

研究分担者 菅野 予史季  旭川医科大学, 医学部, 助手 (20322901)
三田村 保  北海道工業大学, 助教授 (80271641)
佐藤 雅子  旭川医科大学, 医学部, 助教授 (10259137)
井上 ひとみ  石川県立看護大学, 助手 (50295169)
茎津 智子  天使大学, 看護栄養学部, 講師 (10177975)
キーワードDeath Education / 小学生 / 命 / 死 / 中学生 / 日本 / 生
研究概要

平成13年度の報告書で、Death Educationの実施にむけ(1)具体的方法と(2)協力を頂ける小・中学校の選定及び具体的手順・方法について、検討中であると報告した。
14年度の経過報告であるが、人間の「生と死」に携わる看護職である我々が行なうDeath Educationの方向性として(1)健康・病気を通して命の大切さを学ばせたい、(2)病気体験児を講師役に同年代の闘病体験談を聞くことを通して、命の大切さ・死について学ばせたい、の2点を確認し、以下の具体的方略を決定した。
1)小学校1-3年生(前操作段階):死のイメージ・概念を外界から取り入れ、形成していく段階である。視聴覚を教材に命・死についてメッセージ性を伝えることを意図する 題材:「忘れられない贈り物」
2)小学校4-6年生(具体的操作段階):死別体験の有無とその体験によって、死の普遍性の理解に個人差がある時期である。難病によって亡くなった同年代の子どもの学校・闘病生活、及びクラスメートをとり上げたドクメンタリー番組を教材に、生・死の現実性を感じることを意図する
題材:「たかしくん ありがとう」
3)中学生(形式操作段階):死についてピアジェのいう「均衡」がとれた状態が課題である。病気体験児を講師役に同年代の闘病体験談を教材に、生・死の普遍性について学ぶことを意図する 講師:高校1年生(二分脊椎症)
・協力校:北海道教育大学(旭川校)附属小中学校 研究協力者:須田康之助教授
・実施時期:平成15年5月-6月
・評価:ディスカッションおよびレポート
・評価研究:上記評価を帰納的記述的方法を用いて質的に分析し、次の実施につなげる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 井上由紀子, 茎津智子, 井上ひとみ, 佐藤雅子, 岡田洋子: "死および死者に対する小児の受け止め -身近な人」との死別体験を通して-"第22回日本看護科学学会講演集. 第22回(東京). 335 (2002)

  • [文献書誌] 志賀加奈子, 岡田洋子: "検査(マルク・ルンバ-ル)を受ける子どもの主体的取り組みと支援に関する研究"第22回日本看護科学学会講演集. 第22回(東京). 118 (2002)

  • [文献書誌] 岡田洋子: "小児看護学 健康状態にない小児の事例展開"エイド出版(予定). 250 (2002)

  • [文献書誌] 岡田洋子: "小児看護"北海道医療新聞社. 6-7 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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