研究課題/領域番号 |
13680031
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
沖原 謙 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90204099)
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研究分担者 |
塩川 満久 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (60263654)
柳原 英兒 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60056231)
松本 光弘 筑波大学, 体育科学系, 教授 (00007353)
磨井 祥夫 広島大学, 総合科学部, 助教授 (10116543)
菅 輝 広島国際大学, 保健医療学部, 講師 (80274033)
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キーワード | サッカー / ゲーム分析 / 画像解析 / 戦術 / フットボール |
研究概要 |
これまで本研究グループでは、DLT法による三次元解析を利用し、サッカー競技の選手のポジショニングとチームの戦術について客観化を行なってきた。この分析方法をサッカー競技のピッチで測定ポイントを制限し、選手の位置をピッチの1ポイントとして三次元座標データが得られるかを検討した。そして、本年度はサッカー競技の105m×68mのピッチ(日本代表vs. UAEとサンフレッチェ広島vs.横浜マリノス)を撮影し、このゲームの選手の動きを分析した(サッカー医・科学研究にて報告)。 上で述べた分析内容は、1.日本代表が用いているモダン戦術の一つであるフラットスリーをベースとするゾーンディフェンスについて、選手の動きの性質を客観的に表す指標(移動距離、スピードの頻度、ピッチ上のエリア等)を用いて、実際のゲーム場面で起こった結果と比較することで、このモダン戦術の合理性について説明した。 2.サンフレッチェ広島vs.横浜マリノスの試合で得られた選手とボールの位置データより、試合中における全選手の移動距離とスピード、試合中におけるボールの移動距離とスピードの変化について算出した。また、それらの移動距離とスピードの変化を各ポジション別に比較した結果、従来の報告(大橋ら)より移動距離においては2〜3km程度多く移動していたが、これについては測定方法の違いや測定対象となった試合が行われた年代(以前のサッカーゲームより現代のサッカーゲームは格段に進歩し、スピードアップしていることなど)等の違いによるものであると推測された。
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