研究課題/領域番号 |
13680038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
柳 敏晴 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (30239800)
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研究分担者 |
川西 正志 鹿屋体育大学, 生涯スポーツ実践センター, 教授
北村 尚浩 鹿屋体育大学, 体育学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | 水辺活動 / 開発と普及 / インターネット / 指導者養成 / ウォーターワイズ / ライフセービング / セーリング種目 / ローイング種目 |
研究概要 |
○平成13年度:九州とオーストラリア・ニュージランドの調査を実施した。九州の国・公立青少年教育施設の殆どが海型で、ローイング種目を中心に展開されている。指導者の養成が課題で、セーリング種目の指導者が少ない。現地の人達(特に漁業従事者)との調整でプログラム展開が制限されている例がある。オーストラリアではサーフライフセービングの展開、ニュージランドではウォーターワイズの展開が参考になる。マリタイムミュージアム(海洋博物館)の整備と充実が素晴らしく、海の文化や活動を一般市民に広報する良い媒体である。○平成14年度:四国・沖縄とイギリス・フランスの調査を実施した。四国では、YMCAの2施設が、幅広い対象者に対しきめ細かい対応をしている。沖縄では、国立施設と民間施設で、対象者や目的がそれぞれ異なり、参加者のニーズに合ったPRや展開が必要なことが理解された。英国では、大学・国立施設、公共団体の施設を調査したが、歴史と奥の深さを感じた。仏国では、セーリングの国立トレーニングセンターとタラソテラピー施設を調査した。両国とも、競技力向上から初心者対象のものまで幅広く備えられており、今後の水辺活動の展開に示唆を得た。○平成15年度:関東と米国、カナダ、韓国の調査を実施した。それぞれ特徴ある活動だが、関東各施設は、後背人口の影響が大きいことが伺えた。カナダ西海岸では、恵まれた条件の中でそれぞれのレベル(収入・ニーズ・目的等)にあった活動が行われている。米国は、NRPAコングレスで多くの情報と刺激を受けることができた。韓国国立海洋大学校では、韓国の「水辺活動」の牽引車としての働きをしている。○まとめ:この3年間で調査してきた施設は、日本国内21施設、諸外国17施設である。海がいのちと深く関わっていて、そこで実施される「水辺活動」の意義はきわめて高いことが改めて認識できた。調査報告書により詳しく述べる。
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