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2001 年度 実績報告書

バブル期前後の縦断的データでみた就労状況の変化が身体的心理的健康度に及ぼす影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13680042
研究機関広島県立大学

研究代表者

吉川 和利  広島県立大学, 経営学部, 教授 (00112277)

研究分担者 河野 員博  広島県立大学, 経営学部, 教授 (50141669)
坪田 雄二  広島県立大学, 経営学部, 講師 (70259646)
津島 隆夫  広島県立大学, 経営学部, 教授 (90088914)
小宮 秀一  九州大学, 健康科学センター, 教授 (30038468)
稲水 惇  広島大学, 教育学部, 教授 (00112186)
田中 喜代次  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50163514)
キーワード労働負担 / 健康度 / 多変量解析 / 縦断研究
研究概要

本年度は骨密度に関するデータ収集とその解析を実施した。骨密度の測定は超音波法に基づく測定装置FURUNO-CM100を用いたが、その信頼性検定を中心に30名の成人男女について実施した。
くり返し法で再現性を検討したところ、30名の被験者の2回測定値間には相関係数(r)0.876が得られ、また2回の測定値間の平均差を対応のあるt検定で検討したところ、t=0.978(p>0.05,NS)となった。
以上の結果による限り、超音波法による本装置は今後の健康指標データ収集に有効であることがわかった。
また、関連文献のうち、健康事象と経済変動に関して検討したものの収集と解析を行った。特にThorel, T., and Myrhed, B.(1979),Intr'l J. Epidemiology 6:17-21には心筋梗塞と労働上の変化との関係が明らかにされており、「失業や責任が軽減される事態」などがCHD発症に関与していることが示されている。今後、単行本を含めた資料から労働負担、労働態様と健康指標変化との関係を検討していきたい。
長崎県鷹島町はかつていわゆるバブル期に数百人の健康度検査を実施した自治体であり、同町の現在の健康指標に関する資料の収集を行い、同時に産業構造の変化についてもいくつかの指標を得た。この結果は資料論文として現在印刷中である。
最も規模の大きい庄原市データについても、LSIと体力の関連をアジア大平洋スポーツ科学会議2001において発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kikkawa.K: "Inter-relation Analysis of Life Satisfaction Indices and Physical Fitness Based on Simple Measurements"Proceedings of The 2001 Asia-Pacific Rim Conference on Exercise and Sports Sciences. 216 (2001)

  • [文献書誌] 吉川和利: "鷹島町住民にみられるフイットネスに関する基礎資料の分析と13年後の研究課題"広島体育学研究. 28巻(印刷中). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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