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2003 年度 実績報告書

バブル期前後の縦断的データでみた就労状況の変化が身体的心理的健康度に及ぼす影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13680042
研究機関広島県立大学

研究代表者

吉川 和利  広島県立大学, 経営学部, 教授 (00112277)

研究分担者 河野 員博  広島県立大学, 経営学部, 教授 (50141669)
坪田 雄二  広島県立大学, 経営学部, 助教授 (70259646)
津島 隆夫  広島県立大学, 経営学部, 教授 (90088914)
黒川 隆志  広島大学, 教育学研究科, 教授 (40170104)
田中 喜代次  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50163514)
キーワード労働負担 / 健康度 / 多変量解析 / 縦断研究 / 心理的ストレス
研究概要

本年度は、従来の研究結果について1)口頭発表や論文発表を実施し、2)収集した論文の分類整理を実施し、3)縦断的なデータの拡充を行った。
1)骨密度に関するデータ収集とその解析を実施した。骨密度の測定は超音波法に基づく測定装置FURUNO-CM100を用いたが、その信頼性検定を中心に30名の成人女子について実施した。さらに骨密度と身体運動経験水準別、年齢を共変量に共分散分析によって実施し、その結果を連合王国Cambridge大学での第10回International Association of Biomedical Gerontology(IABG10)にて発表し、概要はBiogerontology vol.4に掲載されている。また、男女の性差を検討した結果を第53回日本体育学会大会にて発表した。
以上の結果、骨密度の改善には週1回程度の身体運動が有効であることがわかった。
2)また、関連文献のうち、ストレスと健康事象に関して検討したものの収集と解析を行った。特に虚血性心疾患(CHD)と心理的要因の関係について(1)相互関係を認めるか、(2)認めないか、(3)男女の性差が存在するかを焦点に分類を実施した。このうち、Sirois, B.C.とBurg, M.M.(2002,Behavioral Modification vol.27)にはCHD患者に対しネガティブな感情の状態を改善するための介入(intervention)研究が整理されており、本研究課題にとって多くの示唆に富む論文であることがわかった。
3)庄原市民データの収集を20歳代から60歳代までの幅広い年齢層に対して実施した。内容は体格と体組成、最大酸素摂取量、握力、バランス機能、筋持久力、体前屈柔軟性、血圧、骨強度である。10年間を隔てた2つの縦断的なデータをノンパラメトリツク分散分析によって検討したところ、男子では体重、最大酸素摂取量、筋持久力に有意な変化が認められ、女子ではバランス機能、柔軟性に有意な変化が認められた。こうした結果は本年中に国際学会、国内学会にて口頭・論文発表を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kikkawa, K.: "Effect of physical activity levels on bone strength"Biogerontology. vol.4.Suppl.1. 52-52 (2003)

  • [文献書誌] 吉川和利: "骨強度に関する共分散分析"日本体育学会第54回大会号. 447-447 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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