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2004 年度 実績報告書

横ずれ断層による河川の変形について

研究課題

研究課題/領域番号 13680107
研究機関中央大学

研究代表者

大内 俊二  中央大学, 理工学部, 助教授 (00185191)

キーワード横ずれ断層 / 屈曲河川 / 屈曲修正角 / 断層変位 / 河床縦断形
研究概要

サン・アンドレアス断層を横切る屈曲河川のうちペディメントあるいは扇状地面を切る比較的新しいガリーについては、変位量と上流域面積あるいは流路長と河床勾配の積(SLインデックス)との間に明らかな相関が見られた。この相関はストリームパワーが大きいほどガリーを長く保つことができることを反映していると考えられ、ガリーの変位は1857年の大地震を含めて過去3回の地震にともなう断層変位で説明することが可能であった。これらのガリー以外の古い屈曲河川は谷中にあり、そのために大きな変位が保存されたと考えられる。古い屈曲河川は屈曲修正角が変位とともに大きくなる傾向を持ち、この点でも新しいガリーと異なる。断層幅の変化は少ないとすると、屈曲修正角は変位量とともに減少するが、変位量は屈曲修正角のコタンジェント関数で表され、変位量が大きくなると屈曲修正角を減少させるための変位の増加量は飛躍的に増大する。長期間変位を保存することができた古い屈曲河川では変位の増加にともなう屈曲修正角の減少が目立たずに屈曲部流路の移動による屈曲修正角の増大が現れるようになったのではないだろうか。日本の屈曲河川については以上の関係はどれも見られなかったが、変位量の大きな屈曲河川について変位量と屈曲修正角の間に明らかな負の相関が見られた。日本の場合は断層の幅が広いため、変位量増大にともなう屈曲修正角の減少が大きいことと、側方侵食の起こりにくい地質条件のために屈曲部上流部の断層破砕帯に側方侵食が集中して屈曲修正角を小さくするためではないかと考えられる。断層による変位に対して屈曲修正角を増大させる反応が見られるのは断層の幅が狭く大きな変位を長期間保存できる場合のみであり、河川は断層による変位に対して流路変更か河川争奪が起こるまでは変形を受けると考えてよい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日本の横ずれ断層を横切る小河川の変形2005

    • 著者名/発表者名
      大内俊二
    • 雑誌名

      日本地理学会発表要旨集 67

      ページ: 205

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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