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2001 年度 実績報告書

空間認識力の階層構造に関する研究―心的切断テストを中心に―

研究課題

研究課題/領域番号 13680194
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 賢次郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60012506)

キーワード空間認識力 / 空間テスト
研究概要

本年度は、心的切断テスト(または、切断面実形視テスト、Mental Cutting Test、以下MCTと略す。見取り図で立体と平面を当て、その平面で立体を切断したときの切り口の実形を判断させる空間テスト、全部で25題の問題からなる)が反映する空間認識力の下位因子を明らかにすることを目的に、MCT、および、心理学分野で広く用いられている他の空間テストのうち、DAT(Differential Aptitude Test/25題)、PFT(Paper Folding Test/20題)、MRT(Mental Rotations Test/20題)、MPFBT(Minnesota Paper Form Board Test/32題)を東京大学教養学部情報処理教育棟大教室のコンピュータ・ネット・ワーク(端末120台)に実装し、このシステムを用い、東京大学教養学部の理科1年次生(約100名)を対象に上記テスト群を実施し、各種テストの得点結果について因子分析を行った。その結果、第一因子に寄与が高かったのは、MCT、DAT、PFTであり、第二因子に寄与が高かったのは、MRT、MPFBTであった。これらの結果から、および、各テストについて得点と問題毎の回答時間に関して行った多変量解析の結果は、MCTが心理学で言うところの空間視覚化因子(Spatial Visualization Factor)を反映するテストであることが明らかになった。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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