研究課題/領域番号 |
13680214
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研究機関 | 鈴鹿工業高等専門学校 |
研究代表者 |
船戸 康幸 鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (10005358)
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研究分担者 |
伊藤 明 鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 講師 (40259883)
長嶋 孝好 鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助教授 (30237515)
桑原 裕史 鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (30043326)
大江 一行 名古屋工業大学, 生産システム工学科, 教授 (30024269)
川口 元一 三重大学, 教育学部, 教授 (40023171)
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キーワード | 工学実践教育 / 放電プラズマの開始機構 / 酵素、窒素、混合ガス放電 / 放電の電圧・電流特性 / パルス性前駆現象 / プラズマの分光計測 / 水素ガス放出特性 / プラズマ容器壁 |
研究概要 |
本研究の主目的は、高専における卒業研究、専攻科特別研究、更にその指導教員の専門研究を一体として進め、大学、研究所等との連携をも含めて、教育研究の高度化を意図するものである。13年度においては、そのための実験装置「電磁場総合実験装置」を整備し、初期実験における成果を得た。本システムの構成は、1 真空容器と排気系および四重極質量分析計、2 直流・高周波電力放電プラズマ生成電源とその制御系、3 電磁場計測とデータ処理系,4 関連物性計測器(静電探針、高電圧測定、可視分光計測、ガス分析計、等)に大別出来る。本研究では電気電子基礎、電磁場、気体・固体エレクトロニクス、電子物性、計算機ハード・ソフト、等の課題を体験的に学習し、更にその関連研究の遂行へと発展し得る。 本年度における研究成果は以下である。(1)酸素、窒素およびその混合ガスの放電形成に関する研究。特にその放電前駆現象の詳細実験研究において、ガス混合比、過電圧率にたいする前駆現象出現条件の追及、放電立ち上がり電流および発光特性の計測、によりパルス性放電形成と無パルス性放電形成の関連を明白にした。「電気学会、国際学会発表」。(2)大気成分ガス放電の基礎研究。Nox系ガスを含む混合気体プラズマ挙動とその分光測定、四重極質量分析法を用いた分圧時問変化の測定、マイナスイオンの測定。「卒業研究、研究会発表」。(3)真空容器壁からのガス放出特性の解析に関するする大学、研究所との連携研究。ステンレス鋼からの水素放出を拡散方程式により解析した。高温プラズマ閉じ込め真空容器壁における水素挙動において、容器層中の水素分布とその拡散特性が、ガス放出に大きな影響を及ぼすことの知見を得た。「論文発表、国際学会発表」。
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