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2003 年度 実績報告書

科学系博物館における少年クラブ活動のカリキュラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13680221
研究機関独立行政法人国立科学博物館

研究代表者

小川 義和  国立科学博物館, 経営管理部, 経営計画室長 (60233433)

研究分担者 金子 俊郎  国立科学博物館, 学習推進部, 主任教育普及官 (30332125)
下條 隆嗣  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014767)
キーワード科学系博物館 / 学校と博物館との連携 / 継続的な学習活動 / リエゾン / 人材養成
研究概要

平成15年度は科学系博物館における少年クラブ活動等について、海外の科学系博物館における調査を行い、これまでの知見をまとめ、分析し、課題を以下のように明確にするとともに、これまでの研究成果を報告書にて公開した。
(1)学校と博物館との連携において、継続的な学習活動を実施するためには、博物館の活動に参加した児童生徒の成果を学校の教育活動に生かすなど、その成果を学校及び博物館で評価できるような体制づくりが必要である。
(2)継続した連携を行う体制を確立するためには、その間をつなぐ人材が必要であり、博物館と学校との間をつなぐ人材の配置及びその育成が課題である。
(3)学校と博物館との間をつなぐ人材として米国ではリエゾンやコーディネーターと言われる人が博物館や学校から派遣され、対応している。我が国においてはそれに相当する教員や博物館の学芸員が考えられるが、現状では両者とも多忙であり、対応しきれない。そこで、人材をNPO等の第三の領域に求めることも含め検討する必要がある。
(4)我が国においては、学校と博物館をつなぐ人材養成の機会がほとんどなく、今後博物館と大学等の高等教育機関との連携による人材養成システムの確立が検討課題である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小川義和: "事例分析から見た科学系博物館における学校に対する教育サービスの類型"日本ミュージアム・マネージメント学会研究紀要. 7. 35-45 (2003)

  • [文献書誌] 小川義和: "科学教育における対話と連携-サイエンス・コミュニケーション"日本科学教育学会年会論文集. 27. 125-126 (2003)

  • [文献書誌] 野上こず恵, Edward A.Jones, 小川義和: "Global Knowledge Creating Web-学校や博物館における情報のあり方"日本科学教育学会年会論文集. 27. 137-138 (2003)

  • [文献書誌] Y.OGAWA: "New Trends in Informal Science Education : The Feature of the Continuous Activities in Science Museums"Proceedings of the Joint Seminar under the Japan-Korea Basic Scientific Cooperation Program on "Exploring Ideas of Science Education Activities in Science Museums and Outdoor Education Centers". 104-109 (2003)

  • [文献書誌] 小川義和: "化学系博物館における継続的な学習活動の効果と特徴-国立科学博物館のかはくたんけんクラブを事例に-"日本ミュージアム・マネージメント学会研究紀要. 8(印刷中). (2004)

  • [文献書誌] 渡辺政隆, 小川義和(他12名): "サイエンス・コミュニケーション 科学を伝える人の理論と実践〔共訳〕"丸善プラネット. 394 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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