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2001 年度 実績報告書

IT技術とマルチメディアを活用した新しい医療技術者教育システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13680234
研究機関名古屋大学

研究代表者

津坂 昌利  名古屋大学, 医学部, 講師 (40155354)

研究分担者 渡邊 順子  名古屋大学, 医学部, 助教授 (00175134)
中木 高夫  名古屋大学, 医学部, 教授 (40110564)
小幡 康範  名古屋大学, 医学部, 教授 (70160934)
金澤 寛明  名古屋大学, 医学部, 講師 (40214431)
キーワードマルチメディア / IT技術 / 電子教科書 / インターネット / 医療技術者教育 / Web / ストリーミング
研究概要

高齢者社会を迎え,自宅で寝たきりの高齢者の看護を行う家族,在宅医療を受ける患者さんも増加してきている.一方,家庭や職場においても,癌の知識や病人の看護に関する現場に則した有用な情報が求められている.インターネットを中心としたIT技術はめざましく進歩しており,今までの文字を中心とした情報のやりとりから静止画像や図表,さらには動画などの情報をWWW(World Wide Web)を利用して容易に提供できるようになってきた.
本研究はこれらの医療技術に関する動画,静止画を中心としたデジタル情報(コンテンツ)を作成し,IT技術とマルチメディア,学内情報ネットワークを活用して,学内における医療技術者教育に活用すると共に,その中から一般の方にもわかりやすいコンテンツを選び,学外へもインターネットを活用して情報を提供するシステムを開発するものである.
本年度は、まず動画映像のストリーミング配信のシステム作りを行った.これはReal Playerを用いる方式で,パソコン画面上で任意の動画像番組を選択し,ネットワークを介して配送されたストリーミングによって動画像を閲覧可能になっている.
次に診療放射線技師の教育に有用な2つの静止画像コンテンツの作成を行った.1つは,マルチスライスCT画像を用いたWeb版X線解剖電子教科書の作成である.これはマルチスライスCTを用いて,ボランティアの全身CT画像を撮影し,1600枚に及ぶ画像データベースから成るX線解剖の電子教科書で,代表的なスライス位置における断層像にマウス操作によって解剖名が自動的に表示されるものである.これによって学生は楽しみながら独学でX線解剖学を学習することができる.
もう1つはWebでアクセスできる骨X線撮影法の電子教科書である.X線撮影におけるポジショニングとX線画像がWeb上で同時に表示され,撮影法とX線画像,X線解剖学が同時に学習できる.
これらは診療放射線技師教育に非常に有用なコンテンツとなった.詳細について,現在論文を作成している.
14年度は,3次元CT画像の配信システムの構築および看護系のコンテンツ作成を行いたい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 津坂昌利, 高橋正樹, 他: "パーフェクトガイド・医用インターネット"金原出版(株). 310 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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