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2002 年度 実績報告書

ポートフォリオ評価の実証的研究-評価基準づくりと自己評価力の形成過程の解明-

研究課題

研究課題/領域番号 13680235
研究機関愛知教育大学

研究代表者

寺西 和子  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80030039)

研究分担者 西森 章子  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (50294012)
永田 智子  兵庫教育大学, 学校教育学部, 講師 (10283920)
キーワードポートフォリオ評価 / 総合的学習 / 評価基準 / ルーブリック / 自己評価
研究概要

ポートフォリオ評価については、欧米では80年代からすでに実践されているが、我が国では萌芽的研究であるので、実際の授業実践過程においてその理論と方法の有効性を確かめることが必要である。こうしたことから、特に総合的学習においてその典型的な授業づくりを通して、ケーススタディ研究から明らかにした。
ポートフォリオ評価を有効に実践するために、具体的評価基準(ルーブリック)が必要であり、また学習者本人の自己評価活動、相互評価活動にポートフォリオを活用することをによって互いに学び合い高め合う授業づくりが不可欠で、その過程でこそ有効な活用が可能になることを、特に下記の点との関係で実証的に明らかにした。
(1)評価基準の具体化--ルーブリック(具体的評定指標)づくりの必要性と子どもの評価活動への参加。
(2)授業づくりの実践過程で、評価基準の内面化、共有化、更新を図る。
(3)自己評価力を育てる(客観化)のために、相互評価、評価基準の重要性
(4)総括的評価として、デジタル化したCD-ROMづくりを凝縮ポートフォリオとして作成した。
また、本研究との関連で『確かな力を育てるポートフォリオ評価の方法と実践』黎明書房2003年2月)を発刊し、そこに成果をまとめた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 寺西 和子: "総合的学習における自己評価活動に関する一考察--自己評定の意味の検討--"愛知教育大学研究報告. 52. 91-97 (2003)

  • [文献書誌] 寺西 和子: "自己評価力をどう育てるか"指導と評価. 3月号. 13-17 (2002)

  • [文献書誌] 寺西 和子: "自己評価や相互評価の課題と工夫・改善のあり方"教職研究. 2増刊. 76-79 (2003)

  • [文献書誌] 寺西 和子, 都築律子: "CD-ROMによる卒業ポートフォリオの開発的研究--総合学習の再構成--"愛知教育大学教育実践総合センター. 5. 97-104 (2002)

  • [文献書誌] 寺西 和子編著: "確かな力を育てるポートフォリオ評価の方法と実践"黎明書房. 115 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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