研究概要 |
平成13〜14年の研究成果は下記の三点に集約されます. (a)バーチュアルスペースを魅力的に作る要素の特定の実験 いくつかの簡単な実験はバーチュアルスペースを魅力的に作る要素の特定の為に実施されました.この実験に加え,一般の魅力的なGUI・ウェブページ・オブジェクトのデザイン原則は注意深く検討されました.いくつかの新しい重要な要素は仮定され,将来のモデリング・実験に統合されます.これに関連し,数回に渡って簡単な国際間テレビ会議実験が実施されました.これらの実験の一つはISDNベースで行われ,おそらく過去に例の無い初めての日本とスロバキア間でのテレビ会議です^<*1>. (b)魅力的なバーチュアルスペースの簡単なモデルの開発 バーチュアルスペースの略式モデルは開発されました."魅力的"のコンセプトはこのモデルの中で定義され,よって"魅力的なバーチュアルスペース"の公式の定義は可能になりました.基本的に"魅力的"のコンセプトはバーチュアルスペースの特定のキーパラメーターにおけるユーティリティファンクションに関係します(もしこのファンクションが最大であれば魅力的)用語の直接理解と一致する場合においてこの"魅力的"のコンセプトになります. (c)M^2COTSアプローチを使用したバーチュアルスペースに使用可能なネットワークインフラの調査 前回の研究^<*2>で使用されたM^2COTSアブローチに続き,大学の有線インフラ同様に無線LANを使用した様々なネットワーク設定が検討されました.同様に学外のISPを経由したハイスピードインターネットも使用されました.ISDNを使用したビデオカンファレンスも同様に使用されましたが,インターネット・イントラネット・無線インフラも特有の柔軟性により重要視されました.遠隔教育の関係上"アドホック"無線ネットワーク^<*3>も検討されました. 現時点において魅力的なハーチュアルスペースのモデリングと来期に実施する実験の計画を継続しています. *1 http://ims-web.asahi-u.acjp/mmlab_i.html. http://www.itnews.sk/buxus/generate_page.php3?page_id=4509 *2 Sogabe, Y., Mase, H., and M.R.Finley, Virtual Spaces in Tele-Learning -an M^2COTS Approach, Proceedings of Webnet 2000.pp 941-942, San Antonio, Texas, October 30-November 4,2000. *3 "アドホック無線ネットワーク"の定義については下記URLsをご覧くたさい. http://whatis.techtarget.com/definition/0.289893.sid9_gci213462.00.html
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