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2001 年度 実績報告書

情報科学英文の和訳を学習・評価・添削するシステムの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 13680261
研究機関岡山理科大学

研究代表者

宮地 功  岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (30043722)

キーワード英文和訳 / 英文構造表現 / 模範解答構造表現 / 学習支援システム / 和訳評価 / 添削 / 解説生成 / 質問回答
研究概要

英文の構造を正確に知って和訳していく訓練をするために,英文和訳の学習を支援するシステムSTEJ3を開発している.これまでにシステムの概要について報告した.STEJ3では,英文構造表現と模範解答構造表現を用いて,すべての模範解答例の中で学習者解答に最も近い適合模範解答を生成する.学習者解答を形態素解析して,形態素結合ルールに従って,単語に対応するまとまりを生成する.単語結合ルールに従って,構文要素に対応するまとまりを生成する.それらを用いて,適合模範解答と学習者解答とを比較して,単語の意味,構文要素の和訳の良さ,および構文要素の順序の良さについて評価する機構を開発し,評価方法について電子情報通信学会教育工学研究会で報告した.
学習者解答を評価した結果を用いて,その和訳の誤りについて,移動,訂正,削除,挿入によって添削を行う.誤り診断結果を説明し,和訳の誤りに応じて適切に解説する機構を開発した.評価方法と解説文の生成方法について電子情報通信学会教育工学研究会で報告した.
和訳学習を支援するために,和訳が良くない場合,単語,文の種類,基本文型,構文を学習させるようにした.開発したSTEJ3を使って,本学3年生に実際に使ってもらい,その実践結果を分析した.利用してのアンケート調査も行った.これらを用いて,システム評価をした.分析結果から,修正が必要な箇所がいくつか見つかり,システムを改良した.改良したシステムによって教授戦略について評価するために本学4年生に学習してもらった.その学習履歴を分析した.実践結果と教授戦略の適切性について電子情報通信学会教育工学研究会で報告した.
本年度は、評価,添削,教授戦略などについて研究開発し,それらと実践結果の分析について報告した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 宮地功: "英文和訳の学習支援システムSTEJ3の添削方法"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.101, No.180. 75-82 (2001)

  • [文献書誌] 宮地功: "英文和訳の学習支援システムSTEJ3の実践評価"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.101, No.397. 9-16 (2001)

  • [文献書誌] 宮地功: "英文和訳の学習支援システムSTEJ3の教授戦略"電子情報通信学会技術研究報告. Vol.101. (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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