研究課題/領域番号 |
13680265
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
原 俊介 筑波技術短期大学, 視覚部・一般教育等, 教授 (10091919)
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研究分担者 |
河原 正治 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 講師 (20234106)
大武 信之 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター(視覚障害系), 助教授 (10223851)
佐藤 浩史 お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 教授 (10017197)
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キーワード | 視覚障害者 / 点字 / LaTeX / 数式 |
研究概要 |
今年度は、原が中心となって佐藤、河原と密接な連絡をとりながら自由サイズ点字印刷システムをほぼ完成した。このシステムにより、点字における点の大きさ、2点間の間隔、ます間、行間等を任意の大きさに設定した点字文書の作成が可能になった。またこのシステムには点字における分数を墨字と同じ形(2次元表記)に表すことが出来る機能がある。このシステムを利用して、点字使用者の点字習熟度、または使用者の触覚の機能にあった点字印刷物の作成が可能になるとともに、(1)点字触読の能力を高めるための学習、(2)点字触読の過程及び点字パターンの認謙を規定する諸要因の研究、(3)読みやすい点字サイズの研究等が促進されることが期待される。 またLaTeX文書作成支援システムシステムは佐藤が中心となって原、大武と密接な連絡をとりながらシステムの作成を行い、前年度に完成したプロトタイプのシステムにさらなる改良を加えて、実用に耐えるシステムをほぼ完成した。現在は、このシステムを搭載したノート型パソコンを筑波技術短期大学及び他の機関に設置して、全盲の学生及び研究者に数式を含むLaTeX文書作成時における実際の利用及びシステム・チェックを兼ねた支援システムの検証作業の協力を依頼し、LaTeXコマンドの追加、LaTeX文書作成時におけるエラー・メッセージの改良等を続けている。
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