• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

地域内の全小中学校・幼稚園・保育所を対象にした異年齢間交流学習の実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 13680287
研究機関福井大学

研究代表者

松木 健一  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (10157282)

研究分担者 竹内 恵子  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (70313723)
柳沢 昌一  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (70191153)
森 透  福井大学, 教育地域科学部, 教授 (20182199)
寺岡 英男  福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90115303)
氏家 靖浩  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (10311557)
キーワード実践研究 / 異年齢交流学習 / 地域 / 小学校 / 中学校 / 保育所 / 幼稚園
研究概要

これまで幼保小中学校の交流をはかるために、2つの地域で実践を重ねてきた。
まず、高志地区では、保育所が中心となって活動を展開した。その中の松岡町では幼稚園と保育所が統合されて幼児園となり、積極的に小中学校と交流を行うようになっている。公開保育を定期的に実施し、小中学校の教員が参観するようになった。また他の園でも学校に限らず地域の老人会や施設との交流を年間行事の中に組み込み、実践を重ねている。
一方、今立地区では、幼保小中学校が4月当初に年度計画を作成し、年間を通して交流を実現するようになった。おもに小学校の生活科・総合的学習の時間、中学校では家庭科の保育の単元での交流が中心である。
両地域の特徴は、散発的な交流ではなく、年間を通して実施されるようになっていることである。そして、その実践が重ねられることで、文化として定着してきている。ただし、今立地区では市町村統合の影響で、保育組織が解散すること、小中学校の組織も変わること等が決定されており、このような文化を継続できるか、瀬戸際にきている。しかし、子どもたちが交流することは、次世代育成の意味でも再評価され、その計画の中に盛り込まれることができた。
このような交流を継続していくためには、交流の意味を子どもの発達の中で捉えなおすことが必要であり、報告書に掲載したような発達の捉え方についての学習会を繰り返し実施する必要が合った。また、教員組織の中でも、日々の教育実践ではなく、ロングスパンで子どもの成長記録を整理し物語ることが行われることが必要であった。そのために、報告書で触れたような実践の記録のとり方に関する研究会を行う必要があった。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi