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2001 年度 実績報告書

教師の国語科授業力を自主的に伸長させる研修プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13680318
研究機関福岡教育大学

研究代表者

中谷 雅彦  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60274396)

研究分担者 楢原 義顕  宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (10145401)
白石 壽文  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (50033569)
前田 眞證  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70116664)
渡辺 春美  沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (10320516)
堀 泰樹  大分大学, 教育福祉学部, 教授 (10219206)
キーワード国語科授業力 / 国語教材把握力 / 国語科授業構想力 / 国語科授業実践力 / 国語科授業評価力 / 野地潤家 / 国語教育個体史
研究概要

1.研究計画の再検討…到達点となる研究プログラムをどのようなものにしていくかという点から根本的に検討された。中谷雅彦・前田眞證が考えていた国語授業力の定義→それを四分節にすることについて承知する→下位項目を領域ごとに設け、段階設定をするということにも、そこから直接研究プログラムを考察することにも疑義が出され、下記のように修正された。
(1)国語科授業力の基底となる国語科授業観については、提唱者(野地潤家博士)が国語科の授業構造を、国語の目的(何のために)-目標(何をめざして)-内容(どんなことを)-方法(どんな手だてで)-評価、と見抜いたことと深く結びついており、改めて考察の対象に据え、意義づける。また、国語科授業力の定義、着想の過程と意義についても、解明していく。
(2)国語科授業力を、国語教材把握力/国語科授業構想力/国語科授業実践力/国語科授業評価力と分けることについては、共通に確認した。ただし、国語教材把握力は、(1)国語教師が、自らの教育的情熱や作品(作文)に対する発見や子どもの言語能力や態度の実態から、こういうことを教えたいということを明確にする力の意味であり、(2)命名も作文や話しことば領域では、さらにふさわしいものを考案する。
(3)国語科授業力の下位項目ごとの段階設定は、原案通り、芦田恵之助・大村はま・西尾実・野地潤家などの望ましい国語科授業力を身につけた方の到達点から帰納することを原則とする。ただし、国語科授業力の診断項目は、そこからただちに導き出すのではなく、現場の教師が理解しやすいように、問題別に作り直して設定する。
以上のことをふまえて、年度末まで、各領域の授業力の段階を設定するまでゆきつく計画である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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