研究課題/領域番号 |
13680324
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研究機関 | 広島女子大学 |
研究代表者 |
時長 逸子 県立広島女子大学, 生活科学部・生活環境学科, 講師 (70254589)
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研究分担者 |
荒生 薫 岡山県立大学, デザイン学部・ビジュアルデザイン学科, 教授 (50106655)
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キーワード | 総合的な学習 / 図面工作 / 教育用ソフト / コミュニケーション / 情報発信 / アイコン / 色彩教育 / 学習指導要領 |
研究概要 |
初等教育課程におけるコンピュータの設置は、平成13年度でほぼ完成する。マルチメディアの利用が重視される総合的な学習においては、単なる情報収集という受け身な対応から、今後ネットワーク利用の相互コミュニケーションの手段として活用していく必要性がでてくるだろう。情報は、受信するだけでなく発信する必要が伴ってくると考えられる。 本研究では情報発信側の教育を今後どのように展開すべきかという視点から、現在の教育用ソフトの現状を把握するために調査した。日本教育ソフト協議会発刊の『教育用ソフトウェア百科2001』から、小学校/総合的な学習に関するソフトと、ビジュアライズに深く関わってくる図画工作に関連する学習指導用ソフトを選択し購入した。各ソフトで用いられている用語を、ソフトの取り扱い説明書及びヘルプコマンドから抜き出した。また、これらソフトで使用されているアイコンの調査、機能の階層構造、利用感を把握した。これらの調査結果は、来年度に行う小学校教員に向けたアンケートに応用する形で、現在作成中である。 また、図画工作科に関してどのように学習指導要領が変遷してきたかを調べるために文献調査を行った。この一連の調査から、学習指導要領と教材の関連を明確化し、教材を形成する基礎の中に、ある程度指導要領から逸脱する知識が導入されていることがわかった。なお、平成13年11月に文部科学省から通知された教材整備には、内容は別としても指導用PCソフトがほとんどの授業科目で新たに導入されている。
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