研究概要 |
1.郵送で回収した調査アンケート5,539名分を整理し,有効回答3,798名(有効回収率68,6%)分を入力した。 2.英語教育に関する感想・要望項目の自由記載分931件も入力し、内容を検討し、「受けた英語教育への批判と反省」「英語教育への要望と提言」に分類した。 3.各項目のデータ分析にはSPSS11.5J for Windowsを用い、単純集計後クロス集計などを行なった。 4.分析結果の概要 (1)英語必要度に関してはほとんどすべての項目で高い数値を示した。 (2)現在の英語使用頻度に関しては予想外に低く、必要度との間に大きな差が見られた。 (3)t検定やχ^2検定の結果、臨床系と教育系という職種間に「英会話授業の必要性」、「専門用語の英語授業の必要性」に関して有意な差が認められ、平均点が高かったのは教育系であった。英会話授業の必要性があると答えたものに限定し希望する履修形態及び希望担当者を分析した結果、臨床系と教育系の間には、希望する履修形態方法と担当者には有意に違いが認められた。傾向として、臨床系は「すべて看護系科目の授業の中に設定する」であり、教育系は「選択と必修の組み合わせ」であった。担当者については、臨床系は「外国人」を選び、教育系は外国人に限らないとする傾向であった。分析継続中で、詳細な結果は報告書で公表予定。 5.国立・公立・私立の看護学部・看護学科の現行カリキュラムやシラバスを25校収集し、その特徴を整理分類中。 6.分析結果の一部をJACET2003年度全国大会に研究発表申請中
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