研究概要 |
1.平成13年4月28日〜平成13年5月2日(5日間) (1)韓国語母語話者の中間言語調査 小学校の英語教育調査に取りかかる前に、韓国と日本を比較する有効性を証明する必要があるのでほぼ義務教育化されている両国の高等学校レベルの学生の中間言語を調査。データを分析した結果、日韓の学習者とも中間言語はほぼ同じ様相を呈することが分かった。そこで本研究は言語距離的にほぼ同じ日本と韓国における英語教育のどこが違うかを浮き彫りにしていくことを目標と設定。 (2)基礎研究の一つとして文献及び情報収集:ソウル国立教育大学英語教育学部の主任教授Lee氏に面会し、韓国の小学校英語教育の現状と小学校教員養成機関に於けるシラバス・教授法に関する資料と情報を入手。 (3)基礎研究の一つとして文献及び情報収集:教育省初等教育部において韓国の全般的な教育に関して資料入手。 (4)現職の小学校教員との打ち合わせ ソウル地区の小学校英語教育の中心となって活躍している2名の小学校教員から小学校英語の現状についての情報を入手。 2.平成13年9月13日〜平成13年9月20日(7日間) (1)ソウル大学英語教育学部にて資料及び情報収集 同大学図書館にて主としてアメリカでの韓国人学習者の英語習得に関して資料収集 (2)Kyungbok高等学校において副校長より副校長Yui, Dong-Won氏よりソウル市の教育事情を聞く。また韓国の英語教育全般についても情報。この高等学校はソウルでも有数の進学校であり、第二外国語教育にも力を入れていた。 (3)Seoul Keum-ok小学校にて6学年の英語の授業参観 (4)小学校においてネイティブによる帰国子女の英語授業を参観 (5)現職の小学校教員との打ち合わせ保護者へのアンケート依頼及び小学校英語教育の現状についてのデータの収集
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