1.職業観を育むキャリア教育 今日の社会における職業観の変化を分析した。また、先進国における教育改革において、職業観の育成が、重要な教育課題として認識されていることを示した。これらの現状分析に基づいて、職業観育成には、わが国においてもキャリア教育の導入が有効であることを示した。 2.職業観の変遷と新しい職業倫理の構築 現代までの職業観の変遷について、西欧と日本のそれぞれの労働観を比較しながら考察した。また、明治以降の近代日本において、勤労観がどのように教えられてきたかを資料に基づいて明らかにした。これらの分析に基づいて、今日の職業倫理に関する議論を参照しつつ、現代社会に求められる新しい職業倫理の在り方を考察した。 3.米国にみるキャリア教育の実践 米国におけるキャリア教育の実践を歴史的に総括するとともに、現状の分析を行った。 4.道徳・特別活動におけるキャリア教育の実践 以上の分析に基づいて、道徳・特別活動におけるキャリア教育導入のための課題を考察した。
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