研究課題/領域番号 |
13680345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
早坂 方志 青山学院大学, 文学部, 助教授 (20280571)
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研究分担者 |
渡邉 章 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 研究室長(研究職) (50175080)
徳永 豊 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 研究室長(研究職) (30217492)
丸山 千秋 青山学院大学, 文学部, 教授 (80124212)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | 肢体不自由教育 / 教員支援 / 教育情報 / コンサルテーション / 肢体不自由特殊学級 / 肢体不自由養護学校 / Special School for Children with Physical / Motor Disabilities |
研究概要 |
本研究は、肢体不自由教育における指導内容・方法の開発に資するために、肢体不自由教育を担当している教員に対し、教育情報の提供による効果的な教員支援について研究することが目的である。 平成15年度は下記の研究を行い、平成13から15年度の研究成果をまとめて、報告書を作成した。 1)肢体不自由教育に関する情報提供の提示方法と情報内容についての検討 文献データベース、雑誌、書籍及びインターネットを通じて肢体不自由教育に関する情報及び資料を13年度から継続して収集した。収集した情報及び資料を教員支援に資する情報という観点から分析し、15年度にWebサイト(URL http://homepage3.nifty.com/shitai)に、肢体不自由教育の経験が浅い教員の指導に役立つ情報として掲載し、養護学校教員にその評価を依頼し、情報提供およの方法と内容ついて検討した。その結果、Webサイトを用いた情報提供の方法は妥当性が高いとの評価を得た。また、情報内容については、有効性を高めるためには情報内容をより詳しい内容に改訂することについて提案があった。 2)教員支援の事例研究 肢体不自由特殊学級及び肢体不自由養護学校における教員支援の実際的研究を事例研究の方法で行った。13年度から引き続き、小学校の肢体不自由特殊学級の担任に研究協力を依頼し、研究者と研究協力者間で、インターネットのメイル(双方向メディア)を用いた肢体不自由特殊学級の指導に関するコンサルテーション活動を行った。その結果を基に教員支援について検討した。 また、肢体不自由養護学校においても13年度から引き続き、教員支援の実際的研究として研究者の学校訪問によるコンサルテーション活動を行った。研究者が、定期的に二つの肢体不自由養護学校を訪問し、学校における研修プログラムの一つとして、肢体不自由を伴う重複障害児の指導内容・方法に関するコンサルテーション活動を行い、その結果を基に教員支援について検討した。その結果、インターネットのメイルと学校訪問によるコンサルテーションの有効性が示唆された。
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