研究課題/領域番号 |
13680346
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研究機関 | 大阪府教育センター |
研究代表者 |
大屋 由子 大阪府教育センター, 教育企画部・学校経営研究室, 研究員兼指導主事 (10332412)
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研究分担者 |
松木 嘉英 大阪府教育センター, 教育企画部・学校経営研究室, 研究員兼指導主事 (90332428)
善野 八千子 大阪府教育センター, 教育企画部・学校経営研究室, 研究員兼主任指導主事 (30342976)
古川 知子 大阪府教育センター, 教育企画部・学校経営研究室, 研究員兼指導主事 (60332425)
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キーワード | 規範意識 / 豊かな心 / 意識と行動 / 人とのつながり / 学校園・家庭との連携 |
研究概要 |
1 アンケート調査について 公立幼稚園・小学校・中学校・府立高等学校において規範意識についてのアンケート調査を実施し、その結果をもとに分析を行った。 (1)実施対象 府内24市8町の公立幼稚園(17園)・小学校(19校)・中学校(16校)と府立高等学校(13校)の児童生徒保護者及び当該校の教職員(幼稚園は、保護者と教職員のみ) (2)調査内容 規範意識の状況、規範意識と行動との違い、また、子どもたちの生活体験・学校生活・人間関係・自己の生き方等と比較できる内容を取り入れた。設問の項目には場の設定をする絵を用いて、普段の意識を引き出す工夫も取り入れた。 (3)調査方法 実施対象の各学校において、学級担任を通して質問紙法で実施した。アンケートの回収に当たっては、回答の信頼性を高め、個人のプライバシーを保護するために、回答者個人ごとの封筒を用意し、無記名での提出方法をとった。 (4)調査実施時期 平成13年11月実施 (5)回収結果 児童生徒(3650名)・保護者(3670名)・教職員(1318名)、合計8638名 (6)分析の方法について (1)アンケート項目の集計を児童生徒、保護者、教職員ごとに行い、また、それぞれの相互関係を調べる。 (2)相関関係(相関係数・クロス集計)を調べ、設問項目間の関係を見いだす。 2 アンケート結果と今後の課題 子どもたちの規範意識の醸成について、構造的なものが見えてきた。3者の違いや学年・校種による規範意識の差、また、「意識」と「行動」の違い等が明らかになった。 今後は、さらに様々な角度からデータ分析を重ね、保護者・教職員の自由記述についても、分類・考察することで「子どもたちの豊かな心の育成」へのポイントを探っていきたいと考えている。また、各学校での教育活動に実践的な支援ができるような資料の作成を行いたいと考えている。
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