本年度(平成14年度)は、前年度(平成13年度)の予備調査をもとに、本格調査(会話、インタビュー、日誌、アンケート、各種テストによるデータ収集)を実施した。 具体的には、言語・異文化接触の観点から、言語および非言語コミュニケーションに関するデータを縦断的に収集した(研究代表者:浅田)。また、日本語学習者および日本語母語話者による福岡方言に対する意識も調査した(研究分担者:二階堂)。よって、今年度計上した謝金、消耗品費は、これらのデータ収集および整理のために使用された。 最終年度(平成15年度)は、このように収集されたデータを複合アプローチを用いて質的・量的側面から分析する。調査結果は、第2言語としての日本語習得における社会心理学的要因の解明、および実証的な研究が少ない日本語の方言教育に寄与するものである。
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