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2003 年度 実績報告書

不安定な帯域幅をもつ多重化ネットワーク上の自律的な最適経路選択法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13680417
研究機関広島大学

研究代表者

藤田 聡  広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40228995)

研究分担者 田頭 茂明  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70332806)
キーワード経路選択問題 / 資源獲得問題 / 動的なネットワーク / 最適経路 / 負荷分散 / 多重化ネット
研究概要

本年度はまず、多重化ネットワークにおける重要な通信パターンのひとつであるマルチキャスト処理に着目し、いくつかの具体的なネットワークトポロジーに対する、時間効率のよいマルチキャストアルゴリズムの提案と評価をおこなった。
本年度得られた具体的な結果は以下の通りである:
1)Cayleyグラフのクラスに対する時間最適な近傍ノードに対するマルチキャストアルゴリズムの提案とその理論的解析、
2)多くのネットワークで幅広く用いられている貪欲算法に対する最悪実行時間の解析、
3)マルチキャスト処理の具体的な応用のひとつである負荷情報の告知メカニズムに対するアプリケーションレベルでの効率的なプロトコルの提案と実験的な評価。
また不安定な帯域をもつネットワーク上で品質の保証された通信を提供するための手法のひとつとして経路予約問題に着目し、大域的な情報を利用することなく適切な経路選択をおこなうための局所的なルーティング方式の提案をおこない、国際会議で発表した。また経路予約におけるアドミッションコントロール手法についても詳細な検討をおこない、パケットの衝突等に起因する再送遅延を考慮した新しいアドミッションコントロール手法の提案とそのシミュレーションによる評価をおこなった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] S.Fujita: "Sparse Hypercube -- A Minimal k-Line Broadcast Graph --"Discrete Applied Mathematics. 127,3. 431-446 (2003)

  • [文献書誌] S.Fujita: "A Greedy Multicast Algorithm in k-ary n-cubes and its Worst Case Analysis"IEICE Trans.Inf.& Syst.. E86-D,2. 238-245 (2003)

  • [文献書誌] S.Fujita: "On-Line Grid-Packing with a Single Active Grid"Information Processing Letters. 85-4,28. 199-204 (2003)

  • [文献書誌] S.Fujita: "Optimal Neighborhood Broadcast in Star Graphs"Journal of Interconnection Networks. 4,4. 419-428 (2003)

  • [文献書誌] S.Fujita: "Recursive Refinement of Lower Bounds in the Multiprocessor Scheduling Problem"Lecture Notes on Computer Science. 2790. 201-205 (2003)

  • [文献書誌] S.Fujita: "Distributed Location of Shared Resources and its Application to the Load Sharing Problem in Heterogeneous Distributed Systems"Lecture Notes in Computer Science. 2858. 393-401 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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