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2002 年度 実績報告書

データマイニング技術を用いた分散協調型情報フィルタリング機構

研究課題

研究課題/領域番号 13680482
研究機関京都大学

研究代表者

河野 浩之  京都大学, 情報学研究科, 助教授 (70224813)

研究分担者 川原 稔  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助手 (50224829)
キーワードデータマイニング / 情報フィルタリング / Webマイニング / 情報検索支援
研究概要

今年度は,Webマイニング技術を用いた分散協調情報フィルタリング機構に関する研究を推進した.特に,個々の検索ユーザのデータ閲覧特性を分析することにより,大量データに対する情報検索コストの低減を図る情報フィルタリングを行うマイニングアルゴリズムの実装と評価を行った.具体的には,登場頻度の高いキーワードによる検索対象領域が大きくなる場合に注目し,その領域を縮約するために,ハイパーリンクによるWeb構造を利用したマイニングアルゴリズムとして物理現象における磁性体モデルを記述するためのイジング・モデルを基礎とする手法を提案した.そして,提案モデルによる検索を行うことで,検索範囲を限定し,検索コストの低減が可能であることを示した.
加えて,昨年度まで進めてきた研究項目についても以下のように推進した.
【半構造データに対するマイニングアルゴリズムのWebデータヘの適用】
協調型情報フィルタリング機構を実現するために,Webデータの特性を詳細に検討し,Webデータ構造の特性を利用したマイニングアルゴリズムの研究調査を行った.
【情報フィルタリング機構実装のための基礎データ処理】
提案アルゴリズムの有効性を検証するために,実際のWebページを用いて,システム利用者が,情報検索をどのような手順で進めるかを分析した.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 河野 浩之: "データマイニングツール"システム/制御/情報. 46・4. 209-214 (2002)

  • [文献書誌] Nakatsuji, M., Kawahara, M., Kawano, H.: "Advanced index refinement by classifiers and distillers in P2P resource discovery"International Conference on Intelligent Agents, Web Technology and Internet Commerce. (CD-ROM). (2002)

  • [文献書誌] 河瀬基公子, 川原稔, 岩下武史, 河野浩之, 金澤正憲: "Webコミュニティ発見のための大規模Webグラフに対するデータ圧縮計算手法"データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム. DBWeb2002. 423-430 (2002)

  • [文献書誌] 河野浩之, 中辻真, 川原稔: "ネットワークトポロジー変化を考慮したトピック主導型分散検索システム"電子情報通信学会研究報告書(データ工学研究会・ディペンダブルコンピューティング研究会). 102・375. 13-18 (2002)

  • [文献書誌] Kawano, H.: "On-line Analytical Processing for person trip database"The sixteenth triennial conference of the International Federation of Operational Research Societies. 119-119 (2002)

  • [文献書誌] 阿部友一, 河野浩之: "リンク構造に基づくWebイジング検索モデルの提案"第14回電子情報通信学会データ工学ワークショップ. (CD-ROM). (2003)

  • [文献書誌] 河野浩之: "情報検索とエージェント(第1章 Web時代の情報検索 担当)"東京電機大学出版局. 131 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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