研究課題/領域番号 |
13680516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
長田 洋 山梨大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90313783)
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研究分担者 |
渡辺 喜道 山梨大学, 工学部, 助教授 (00210964)
新藤 久和 山梨大学, 工学部, 教授 (60020484)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | 経営品質 / 経営システム / 構造化 / 評価 / 自己評価表 |
研究概要 |
現在、日本企業に求められている持続的成長と競争力向上のためには経営品質を的確に評価し、その結果に基づき、経営改善や革新を行わなければならない。本研究はこのために経営品質の構造化を行い、経営品質の評価方法を開発した。具体的な研究実績は以下の通りである. (1).経営システムモドルの作成 経営品質を評価するためには経営品質を構造化し、経営品質の構成要素を明らかにし、その構成要素を的確に評価する必要があるが、本研究では経営をシステム的に把握し、経営システムとしての構造化を行った。その結果、経営システムはドライバー、イネーブラー、結果系の3クラスターから構成され、それぞれを階層的に構造化できた(経営システムモデル)。 (2)経営品質の評価方法の調査 経営品質の独自の評価方法を確立するためにMB賞、日本経営品質賞など既存の評価方法を調査し、それぞれの特徴と問題点を明らかにした。 (3)経営品質の評価方法の開発 上記の経営システムモデルに基づき、構成要素の評価項目についてそれらの評価方法、評価基準を考案した。これらの評価方法は既存の評価項目や評価方法の問題点を改善し、将来の持続的成長に必要な経営品質の評価方法である。 (4)評価モデルの構築 考案した評価方法を具体化し、評価基準も開発し、自己評価可能な評価モデルを構築した。この構築にあったっては定量的な5段階のスコアリング評価手法を確立し、具体的なチェックシート(評価表)を作成した。 (5)評価方法の検証と完成 構築した評価モデルの妥当性を検証し、実用化を図るためにいくつかの企業で本評価モデルを検証し、その結果を踏まえ評価方法を改善し、実用化した。
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