研究概要 |
平成13年度は,アイディアファクトリ構築のため,アイディア抽出手法を整理し,プロジェクト手法との関連性について検討した.特にアイデイアファクトリを利用したネットワークマニュファクチュリングにおいては,レンズの自動欠陥検査システムやバレル研磨後の表面評価法について技術的な検討を行ない,独創的な製品開発プロセスや部品評価手法について提案した.さらに、価値づぐりのためのプロジェクトマネジメント知識を体系化するために,製造サービスのためのプロジェクトマネジメントと付加価値創生商品開発プロジェクトに関する研究を進めた.製造サービスのためのPMでは,商品の企画,計画,デザイン,実験,試作,量産計画,量産設計,そして製造に至る一連のプロセスと商品開発後の顧客に対するサービスとの相関特性を検討し,製造とサービスの融合化手法を開発した.そして,レーダーチャートを利用した各プロセスの評価手法を提案した.また,付加価値創生商品開発プロジェクトでは,プロジェクト型商品開発手法について検討を加えた.その結果,商品の設計・製造の各プロセスにおいて,付加価値を創生するためのプロジェクトのタスクと役割について明らかにすることができた. 以上の研究成果から,本研究では,(1)ネットワークマニュファクチュリングを利用した商品開発プロセスの提案(2)製造サービスのためのプロジェクトマネジメント(3)プロジェクト型付加価値創生商品開発手法,について提案できた.
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