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2001 年度 実績報告書

製品ライフサイクルを考慮したサプライ・チェーン・マネジメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13680534
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

俵 信彦  武蔵工業大学, 工学部, 教授 (60061488)

研究分担者 開沼 泰隆  東京都立短期大学, 助教授 (90204312)
キーワードサプライ・チェーン / 製品ライフサイクル / ライフサイクルアセスメント
研究概要

サプライ・チェーンの全体の最適化は、販売、生産といった部分最適ではなく、調達、生産、物流、販売などのサプライ・チェーン全体を最適化しようとするもので、これを目的としたものがサプライ・チェーン・マネジメントである。サプライ・チェーン・マネジメントは、需要を迅速かつ正確に予測して、資材投入、生産、出荷までのリードタイムを短縮し、同時に在庫を最小化することによりデッドストック化のリスクを回避しようとするものである。これまでのサプライ・チェーンは供給中心のアプローチであるが、リユース、リサイクルをどのように考慮していくかという視点もサプライ・チェーン・マネジメントでは重要になってくるものと思われる。そこで動脈産業(生産系)から静脈産業(消滅系)までをサプライ・チェーンの対象として、調達、生産、物流、販売、回収、解体・分解、再生という流れの全体最適の評価についての検討を行う。
本研究では、サプライ・チェーンを調達から販売だけではなく、リユース、リサイクルまでを含めた範囲に定義し(広義のサプライ・チェーン)、製品のライフサイクルを考慮したサプライ・チェーンの評価方法を提案することを目的としている。その結果、提案した方法は広義のサプライ・チェーンについて、キャッシュフロー経営、顧客満足などのマネジメントという観点ばかりではなく、製品の環境負荷をも考慮した評価が可能となる。
平成13年度は、文献のレビューを行い、この領域の研究がグリーン購入、グリ-ンサプライ・チェーンという名称で研究が開始されていることを把握した。次に、製品のライフサイクルにわたる環境へのインパクト評価およびこれらを含めた定量的な評価方法について検討を行った。その結果、効用関数に基づく評価方法を提案することが出来た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yasutaka Kainuma, Nobuhiko Tawara: "Development of the New Metrics of Extended Supply Chain"Proceedings of the 16^<th> International Conference on Production Research. (2001)

  • [文献書誌] Yasutaka Kainuma, Kiyoshige Shiozawa: "A Life-Cycle Assessment Based on Multi-criteria Decision Analysis"Proceedings of the 12^<th> World Clean Air & Environment Congress. (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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